柿谷カウンセリングセンターはリアリティセラピー(現実療法)を主とし全人的アプローチを目指していす

患者のジレンマ

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心と体の健康

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患者のジレンマ(2000年2月9日)-----第8号

このメールマガジンは、不定期に発行されます。

精神疾患にかかっている患者さんと接していて、ジレンマに陥っていることがよく分かることがあります。

例えばこのようなメールマガジンに紹介されているような情報を誰かから聞いたとします。当然 かかりつけの医師や臨床心理士、カウンセラーに相談しますよね。ナイアシンは米国に自分でFax を送る形で簡単に入手できることも知っているとします。

その注文用紙を持って医師の所にいくと,医師はそれは良いことだと賛成すると思いますか? まず、反対ですよ。反対の理由は「ただ知らないから」です。知っていたら自分で治療に取り入れる ていることでしょう。つまり患者さんは、精神病の栄養療法に関しては専門的な知識を持っていない 主治医に相談することになります。本はたくさん出ているので、日本語でも少し訳されているので、 その気になれば勉強はできるのですが、どういうわけか閉鎖性があって、勉強されないようです。

ある人が自分のかかりつけのカウンセラーの所に注文用紙を見せて、こんな取り組みをしようと思い ますがいかがでしょう、と言うとします。気をつけなければいけないのは、この時に相手に伝わっている ことは、「先生のやり方では良くならないのでこんな方法をしようと思っています」ということが言外に伝わ っているということです。こう言われて、「ごもっとも」と言う人はだれもいないということです。

患者さんは、あまりにも依存的になっているので、自分で判断できなくなっています。そこで皆さんカウン セラーや主治医に相談するわけです。

患者さんは自問自答することです。「私はどうなりたいのか?」 よくなりたい。元気になりたい。こんな状態から抜け出したい。 こうしたことが明白になりますよね。

次に「そのために自分は何をしているのか?」 病院に通っている、投薬を受けている。カウンセリングを受けている。薬はまじめに飲んでいる。

次に「今していることを続けていて、健康になれるだろうか?」 この判断が難しいところです。薬の副作用でかなりの体重増になっていて、外見上から見て以前に比べて 恐らくだれも健康になったとは言わない状態なのに、このまま続ければよくなると思ってしまうのでしょう。

もう一つして頂きたい大切な質問は「今私が相談している人たちはこの栄養療法について知識を持っている 方々なのか?」ほとんどの場合、答えは「ノー」です。「知識のない人に相談をして賛成してもらえるだろうか?」 とついでに自問自答してみてください。

カウンセラーや主治医の反対の一つは、「副作用が心配」。精神病薬の副作用は心配しないで、生体内物質である ビタミンの副作用を心配されるのは変ではないですか?ナイアシンの副作用は?ホットフラッシュです。でも今は、ゼロ フラッシュ・ナイアシンもでています。ナイアシンの副作用で良いものもあります。高いコレステロールが低くなることです。 ピーター・ブレギン博士は、精神病薬の頭脳に与える害を指摘しています。副作用なら、こちらの方を心配する べきでしょう。

ホッファー博士の『栄養革命』(分子栄養学研究所)--この本は入手が困難なので、ぜひ欲しい方はご相談ください。 カール・ファイファー、パトリック・ホルホード著『精神疾患と栄養』(ブレーン出版)--この本は本屋で買えます。 英文では薄い本でOrthomolecular Treatment for Schizophrenia by A. Hoffer(Keats Publishing, 1999)が手頃です。