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精神病の診断という問題

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心と体の健康

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精神病の診断という問題(2000年1月31日)-----第6号

このメールマガジンは、不定期に発行されます。

今回は、精神病と病名診断に関する問題点を書きます。

『狂気と正気のさじ加減』(シドニー・ウォーカーIII著、共立出版、1999)という本が、精神科医師 によって書かれています。ウォーカー博士は、自分が治療した患者さんの中に、よそで、精神 病の診断を受けて来られた方が、実際には精神科領域の問題ではなく、内科的に問題があった ケースがあまりにも多いと記しています。

DSMと呼ばれるマニュアルがあります。患者が訴える症状をDSMと照らし合わせて、もっとも 近い病名で診断名がつけられます。「一口にいうと、DSMを使えば精神科の医者はもはやなぜ 患者が不安、疲れ、めまい、あるいはその他もろもろの症状に苦しんでいるのかという問いに 答えにるために手間をかけなくてもよいということだ。」(p.8)と著者は言っています。

私の知っているケースでも、精神科のケースと思われていたのに、甲状腺異常があった、女性 ホルモンの異常低下があった、貧血があった、というようなケースがいくつかあります。 この他梅毒にかかっていて、普通の血清検査ではわかりにくく、うつ病と診断されていたのに、 抗生物質で梅毒の治療をしたらうつ病が治ったということも報告されています。

最近では、ヘリコパクターピロリ菌の除菌をしたら長年治癒しなかったうつ病が治ったということも 報告されています。これは2週間に渡って抗生物質を含む3剤投与をするので、なんらかの感染症 が治癒したからではないかと私は考えています。つまりうつ病は、内科的な問題であったということ です。精神科医のところでやっと病名が分かったと安心しないで、内科的な原因を探してくれる医師 を探し続けることも大切だということです。

以上、関心のある方は、是非一読される価値のある本です。

読者の反応を時折、ご紹介したいと思いますが、今回は「静岡ビタミンネットワーク」という学習会で す。ナイアシンについても資料を作られていますが、とても立派な資料です。静岡近辺の方はお問 い合わせください。渡辺義・奈都子shinei@db3.so-net.ne.jpです。